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雨が降ると…

今年はお盆以降は天気が悪くて参ってしまいます。

 

「○○殺すにゃ刃物はいらぬ。雨の三日も降ればいい。」という言葉が、建設業など天気に左右される職種で使われることがあります。少し古い言葉かもしれませんが…

 

 

我々土木業者はなぜ雨の日に休むのか。「雨に濡れるのが嫌だから」というのはもちろん理由になりませんね(笑)

 

実際のところは工事に不具合がでる恐れがあるからです。土を掘ったり埋めたりする際に強い雨が降っていると土中の水分が多くなりすぎてしまい、転圧しても効き目が弱く、むしろ地盤が弱くなってしまうことがあります。そうなってしまうとその対策にまた時間や費用がかかってしまい、かえってマイナスとなるので作業を中止にするという判断があるのです。

 

大雨や台風がくるにもかかわらず、急いだ掘削作業は土砂災害等を引き起こす原因にもなりかねますし、道路の側を掘っていると雨により弱くなった周辺の道路が崩れるというケースもあります。

 

コンクリート打設工事も、コンクリートに多量の雨が降り注ぐと品質の低下を招いたり、表面の仕上がりが悪くなってしまいます。

 

技術や道具の発達により、多少の雨では影響なく施工が可能となることもありますし、工期の都合で仕方なく進める場合もありますが、あくまでも品質管理や安全管理のうえで雨天中止になっているということでご理解下さい。

 

なにか言い訳のようになってしまいましたが、そういうわけなので雨で休みになった私たちを「濡れるのが嫌でサボってる」と笑わないで下さいね!